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About this Work



▶︎タイトル《シナリオ・ダイアローグ Ser.2》=人生は自作自演= 女優編(約25分)


本作品は、演劇的な"役割語"(注:1)によるセリフまわしと”対話の手法”(シナリオ・ダイアローグ(注:2))を用いて、その場に居合わせた鑑賞者(参加者)らと共に双方向性のあるコミュニケーションを創出するインプロ・パフォーマンス作品です。

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注:1)『役割後』とは?​

日本語学者 金水敏先生(大阪大学栄誉教授)が命名した言葉で、話者の特定の人物像(年齢・性別・職業・階層など)を想起させる特定の言葉遣いのこと。主にステレオタイプに依存し,イメージが社会で広く共有されるに至った言葉遣いを指します。

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注:2)『シナリオ・ダイアローグ』とは作者(naok fujimoto)の造語です。

今回の作品は、前回のシリーズ1の『占い師編』に引き続き、居あわせた鑑賞者(参加者)とともに双方向性あるコミュニケーションを創出するインプロパフォーマンス作品です。

本作品の舞台はオーディション直前のインタビュー会見に臨む『女優』とそこに居合わせるメディアとプレス関係者...といった設定でパフォーマンスがスタートしていきます。

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世界的アーティストMarina Abramovic(1946-)の1975年のパフォーマンスアート作品” Art Must Be Beautiful, Artist Must Be Beautiful...”をオマージュしながら、naok fujimoto が扮する『女優』が語る美の問題や生い立ちからの階級闘争観、そして、”女優”や”魔女”といったワードが持つ歴史とその職層を振り返りながら、フェミニズムやジェンダー・アイデンティティの視点を第三者(鑑賞者)とのやり取りを交えながら描いていく即興パフォーマンスです。

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いかにも白々しい”役割語"を用いた『女優』のものいいをとおして、本作品のタイトルでもある"人生とは自作自演"(Life is a self-performing art)の反復であることをエンタメ感を交えつつ可視化させていく作品です。

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現在、本作品シリーズの再演を希望しています。ウチでやってもいいよ〜というスペースや企画をお持ちの方、ぜひご連絡ください.どうぞ宜しくお願いいたします。






Your Instructor

《シナリオ・ダイアローグ Ser.2》”人生は自作自演”=女優編=(2022)

Performance Art Work with Footage

2022/10/22

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